古いお墓の話
石屋の古いお墓とは、考古学の方々の調査対象の年代よりだいぶ新しい年代になるようです、それは石を加工する技術と道具が無かったからです。
古墳の石製品は石棺がおもです、この時代の石は柔らかい石が利用されていましたので土の中に埋められていたので残ったものと思われます、柔らかい石は長い年月風雨にさらされると崩壊してしまうからです。この時代の一般の人々が 亡くなった時には、埋葬した後、川原の石を置いたり柔らかい石で石塔などを作って置いてあったと思われるます、しかし時が経ちお墓と認識できなくなってしまったのが多いのではないでしようか。
石塔は仏教によって伝えられ奈良時代から平安時代に中国や朝鮮(百済)から伝わってきました、例として滋賀県石塔寺の層塔は百済様式と言われています。
平安時代後期から、石造の層塔・石灯篭・宝塔・多宝塔・五輪塔などが造られ始め、鎌倉時代になると宝篋印塔・無縫塔・板碑・石幢・狛犬・水鉢などの石製品が多く作られました、この時代のお墓は一人一基でしたが江戸時代になると、夫婦一基となり、明治に入り一家族一基となってきました。

平安・鎌倉・室町時代に作られた層塔)・(石燈篭)・(宝塔・多宝塔)・(五輪塔)・(宝篋印塔)・(無縫塔・板碑・笠塔婆・石幢・石鳥居) 狛犬は国の国宝や重要文化財に指定されているのが有ります。
石匠 雅ではこのホームページでそれらを紹介させて頂きます。